10月6日 / 食彩探訪 / 鶏もも肉と蕪の薄口含め煮 柚子香御膳

湯気の向こうに見えるのは、ふっくらとした鶏もも肉と白い蕪。まず蕪に箸を入れると、抵抗なくすっと割れ、含んだ煮汁がじんわりと広がる。鶏の旨みを受け止めながらも、蕪らしい瑞々しい甘さはきちんと残っている。

鶏もも肉も箸でほどける柔らかさ。薄口のだしだからこそ、肉の旨みと蕪の甘みが前へ出る。

そして仕上げの柚子。温かな湯気とともに香りが立ち上がり、穏やかな煮物の後味をすっと軽くしてくれる。秋の夜に似合う、静かな温かさの一膳だ。

次回予告――
「鯛と百合根の菊花蒸し御膳」。
温かな煮汁の次は、白身魚と百合根、菊花を蒸気で包む淡く上品な秋の一皿へ。

田嶋達郎

呪文

入力なし

yasai_pigmanさんの他の作品

yasai_pigmanさんの他の作品


関連AIフォト

新着AIフォト

すべてを見る