9/13 / 食彩探訪 / 焼き舞茸と柿・水菜の柿酢和え御膳

まず広がるのは、舞茸の香ばしい焼き香。噛めば茸らしい旨みがほどけ、そこへ水菜のしゃきっとした歯触りが重なる。

柿はやわらかく、噛むほどに秋らしい甘みを添えるが、後を追う柿酢の酸味がその甘さをきりりと引き締める。果実でありながら、きちんと食事の味へ着地するのが面白い。

香ばしさ、甘み、青菜の瑞々しさ、そして酸味。冷たいひと皿の中で、秋の輪郭が少しずつ濃くなっていく。

**次回予告**

9/14は「甘鯛とれんこんの昆布蒸し すだち香御膳」。
冷たい秋の和え物から温かな蒸し料理へ。甘鯛の繊細な旨みとれんこんの歯触りを昆布の香りで包み、すだちが添える清々しい余韻を追います。

田嶋達郎

呪文

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