2026年8月23日 / 食彩探訪

昨日の香ばしい焼き物から一転。今日は、残暑の食卓にうれしい冷たく、白く、さらりとした一膳です。

まず香ばしく焼き上げるのは、銀色に輝く旬の魚。焼きたての身を丁寧にほぐし、そこへ合わせるのは、すりおろした長芋と昆布だしで仕立てた冷たい汁。

とろり、なめらか。けれど重くない。
焼いた魚の香りと旨みを冷たい長芋がやさしく包み、昆布だしが静かに支えます。最後にわさびを少し利かせれば、後口には爽やかな辛み。

そして今日のお供は白ご飯ではなく麦ご飯。長芋の滑らかさの中で麦粒の食感が小気味よく残り、さらさらと箸が進みます。

焼き香と冷たさ、とろみと麦粒。

対照的なものをひとつの膳に収めた、夏の終わりに似合う味わいです。

さて、長芋と合わせる銀色の魚は何でしょう。

田嶋達郎

呪文

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