2026年8月22日 / 食彩探訪

昨日のひんやりとした白和えから一転。今日は、焼きたての香ばしさを楽しむ小判形の鶏料理です。

淡い鶏肉の生地へ練り込むのは、海を思わせる深緑の香り。焼き始めれば表面はほんのりきつね色に変わり、肉の香ばしさに磯の風味が重なって、厨房からもう食欲を誘ってきます。

仕上げは甘辛いたれではありません。
海の風味を含んだ塩をぱらり。そして緑の柑橘をきゅっと搾れば、鶏の旨みを残しながら後口は驚くほど軽やか。

焼きたての肉汁、磯の香り、塩の輪郭、柑橘の爽快感。

残暑だからこそ、濃い味に頼らず香りでご飯を進ませる。そんな温かな一皿を用意しました。

さて、鶏肉へ練り込んだ「深緑の香り」の正体は何でしょう。

田嶋達郎

呪文

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