空から降ってきた天然記念物

使用したAI ちちぷい生成機能
「ふぁ……あ、おはようございます。奇遇ですねえ」

 早朝、ベランダに出ると、手すりの向こう側に銀髪の少女がぽつんと立っていた。朝の光を浴びて、彼女の頭上にある七色の輪っかが、ゆらゆらとクラゲのように揺れている。

「……おはよう。ええと、そこで何をしてるんですか?」
「それがですねえ、お散歩をしていたら、雲の階段を踏み外してしまいまして。気付いたらここに……あ、そうだ。この輪っか、どこかに落ちてませんでしたか?」

 少女は自分の頭の上で燦然と輝く輪っかに気づかず、足元をキョロキョロと探している。

「あの、頭の上に乗ってますよ。すごく綺麗に光ってます」
「えっ? あ、本当だ。いつの間に戻ってきたんでしょう。この子、たまに勝手に遊びに行っちゃうので困りものなんですよお」

 彼女はふふっ、と、おっとりした笑みを浮かべた。どうやら自分の正体がバレていることには、全く危機感がないらしい。

「あなた、とっても親切な方ですね。お礼に、私の特製シャボン玉、見せてあげます」

 彼女がそっと息を吐くと、虹色の泡がふわふわと宙を舞い、パチンと弾けるたびに甘い花の香りが広がった。

「わあ、すごい」
「えへへ、これだけが取り柄なんです。あ、いけない。そろそろ空の門が閉まる時間でした。また、うっかり階段を見つけたら遊びに来ますねえ」

 少女はゆっくりと浮き上がり、空に溶けるように消えていく。ベランダには、彼女の温かな体温のような、穏やかな余韻だけが残っていた。

呪文

入力なし

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