誰も寄せつけぬ威厳を纏う魔界女王リリスと、
その隣で静かに微笑む「蒼月の公女」セレネ。

世界を相手にしても揺るがない女王が、
ただひとり、肩を預けたまま言葉を交わせる従妹。

剣も、魔法も、外交もいらない夜。
蒼い月明かりの下でだけ見せる、ふたりの穏やかな時間。

「今夜くらいは、何も考えなくていいでしょう?」
「……お前がそう言うならな。」

呪文

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