黄金色のカラメルが、静かに光を抱いている。

任務でも、戦闘でもない。
ただ目の前にある、小さくて美しいひと皿。

エルクフィナはしばらく手を伸ばさず、
その艶も、色も、香りも、
まるでひとつの芸術作品を眺めるように見つめていた。

「……食べてしまうのが、少し惜しいですね」

そう呟いたあと、
琥珀色のプリンを前にした彼女の表情は、
ほんの少しだけ柔らかくなった。

呪文

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