9/8 / 食彩探訪 / 烏賊と九条ねぎのすだち塩炒め御膳

皿から立つのは、熱々の鍋肌の香り。烏賊を噛めば、ぷりっとした弾力のあとに素直な甘みが広がる。九条ねぎは火を受けて角が取れ、青い香りの奥からやわらかな甘さを見せる。

塩味は軽く、仕上げのすだちが細い酸味を走らせる。烏賊とねぎの持ち味を隠さず、熱と香りで輪郭を立てた一皿。残暑の夜にも箸が進む。

**次回予告**

9/9は「栗と油揚げの薄口炊き込みご飯御膳」。
炊きたての湯気の中から現れる栗のほくりとした甘み。油揚げの旨みを含んだ新米とともに、秋らしい一膳を訪ねます。

田嶋達郎

呪文

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