提灯が揺れ、「ちちぷい音頭」が夜風に乗って流れる。

輪になって踊る人。
屋台を巡る人。
花火に見とれる人。
金魚すくいや射的に夢中になる人。

それぞれが、それぞれの夏を楽しんでいる。

黒い鎧のまま訪れたソフィアも、
今日は戦場ではなく祭りの中を歩く。

りんご飴を片手に、
賑やかな笑い声へ少しだけ耳を傾ける。

剣を抜かない夜があってもいい。

音頭のリズムが響く限り、
この世界では誰もが同じ夏の参加者なのだから。

呪文

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