黄緑色のプロローグ

使用したAI ちちぷい生成機能
「あの、これ……どうぞ!」
植物園のベンチで、緑色のベレー帽をかぶった少女――セージは、プルプルと震えながら一輪の花を突き出した。
目の前に座る青年は目を丸くし、きょとんとしている。

「ん? 僕に?」
「そ、そうです! ええと、その、何ていうか……」

セージは真っ赤な顔で俯いた。口元に小さな花びらを寄せ、しどろもどろになりながら必死に言葉を絞り出す。

「じ、実は、このお花……貴方の名前と似てるんだ! ずっと言いたかったんだけど、はずかしくて……。でも、今なら、もう平気かな、って!」

一気にまくし立てたセージは、耳まで真っ赤にして両手で顔を覆った。

「……あれ?」

しかし、待てど暮らせど返事がない。そっと指の隙間から覗き見ると、青年は優しく微笑んでいた。

「ありがとう、でも、僕の名前はカイルだよ?」
「えっ」

セージは固まった。手元の花と、青年の顔を二度見する。

「え、ええと……このお花の本当の名前、カモミールじゃなくて……?」
「うん、ヘレボルスだよ」
「――っ!!」

セージの頭から一気に湯気が出そうなほどの衝撃が走る。完全に名前を勘違いしていた。似ているどころか、一文字もかすっていない。

「な、なんでそれを早く言ってくれないんですかぁー!」
「いや、可愛いからつい聞き惚れてさ」

からかうように笑う青年の前で、セージは恥ずかしさのあまりその場にしゃがみ込み、緑のベレー帽を深く被り直すのだった。

呪文

入力なし

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