200年ぶりに眠りから目覚めた悪魔の少女は、王都の買い物街にすっかり夢中だった。

「あれも見たいな!…あ、これも気になる!」

店から店へ駆けまわるたび、後ろのふたりの荷物は増えていく。

紙袋を抱えた男たちは、もはや付き添いというより立派な運搬係だ。

「次はあのお店!」

きらきらした笑顔で指をさす彼女に、ふたりはげんなりと顔を見合わせる。

200年の眠りから覚めたばかりだというのに、その体力だけは誰よりも元気らしかった。

「なぁクロード、これいつになったら終わるんだ…?」

「わからない…彼女の気が済むまでかかるだろうな」

呪文

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