孤独な年越しになるはずだった。

けれど今年は違う。

吹き抜けの向こうでは世界中の人々が新しい年を祝っている。

賑やかな熱狂の中心から少し離れたVIPラウンジで、命を救われた男と、それを当然のことだと思っている少女が静かに向き合う。

騒がしいはずの年越しなのに、不思議と心は穏やかだった。

――なかなか悪くない気分だった。誘ってくれた彼に、少しだけ感謝である。

【カクヨム掲載】

ぶんころり 著

『属性盛られたアグダちゃん(45・♂)
~敗北者(氷河期世代)が現代社会チート(美少女ボディー)を得て浮世無双!~』

第61話「いつもは一人の年越し」より

年越しパーティーシーンをイメージして制作したファンアートです。

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