「見て見て、これ! すっごく綺麗な水色だよ!」

陽光が降り注ぐ芝生の上、レナは手にしたアイスキャンディーを高く掲げました。チェック柄の布を広げた特等席で、彼女の瞳はキラキラと輝いています。

「本当だ。空の色をそのまま固めたみたいだね」

隣に座る姉の言葉に、レナは満面の笑みを浮かべて頷きました。

「味もね、なんだかひんやりした風の味がするの。……あ! 溶けちゃう前に食べなきゃ」

ぱくりと一口かじると、冷たさに少しだけ肩をすくめます。

「はふっ、冷たい……でも甘くて最高! お姉ちゃんのリンゴも一個もらっていい?」

「いいよ。その代わり、バスケットの中のオレンジは私の分ね」

「わかった、約束! ああ、お外で食べるのって、どうしてこんなにワクワクするんだろう」

レナは足をパタパタと揺らしながら、籠いっぱいの果物と冷たいペットボトルを眺めました。木漏れ日が揺れる静かな午後。遠くで鳥の声が響いています。

「ねえ、お姉ちゃん。次のお休みも、またここに来ようね」

「そうだね。次はもっと大きなバスケットを持ってこようか」

「賛成! じゃあ、次は私がとびきり美味しいおやつを選んでおくからね!」

二人の楽しげな笑い声が、そよ風に乗ってどこまでも広がっていきました。

呪文

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