本日のランチ
今日の食卓には、揚げたてのかき揚げと、冷水で締めた茶蕎麦。盛夏らしい二つの温度が並んでいる。
まずは海老ととうもろこしの香味かき揚げを、藻塩でひと口。
サクッと軽い衣のあとから、海老がぷりっと歯を押し返し、とうもろこしの粒が弾ける。瑞々しい甘みに三つ葉と大葉の青い香りが重なり、小ぶりながら実に賑やかなひと口だ。
続いて冷たい茶蕎麦をつゆへくぐらせる。
熱いかき揚げのあとだけに、この冷たさが心地いい。つるりと喉を通り、穏やかな茶葉の香りが鼻へ抜けて、揚げ物の余韻をすっと整えてくれる。
今度はかき揚げにつゆを少し含ませる。藻塩では素材の味が前へ出たが、こちらはだしが加わって、とうもろこしの甘みがまた違った表情を見せる。
サクッ、ぷりっ、ぷちっ、そして、つるり。
熱さと冷たさを交互に楽しむ。八月の暑ささえ、この一膳では立派な調味料に思えてきた。
次回の食彩探訪は、
「厚揚げとモロヘイヤの焦がし醤油炒め御膳」。
香ばしく焼いた厚揚げに、モロヘイヤの青い風味と独特の粘り。次は鍋肌から立ち上る焦がし醤油の香りを追いかけます。
田嶋達郎
呪文
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