気付いたら敏腕ガイド #一般コスプレイヤー
ちょっと待って、今なんて言われた……!?
スタッフさん!?
わたしはライラ。衣装づくりが趣味の、どこにでもいるただの一般人コスプレイヤーです!
今日は事前に規約を熟読し、衣装の露出や丈、撮影場所の許可までぜーんぶマナーを完璧にクリアして、この歴史ある博物館的テーマパークにやってきた。
頭上の大きな円形ステンドグラスから、まるで聖なる祈りのように降り注ぐ黄金の光。
奥の窓から差し込むノスタルジックな明かり。
この圧倒的に幻想的なロケーションに調和したくて、緑のネイルまでバッチリ揃えて『気高きお姫様』のポーズを決めていたのは事実だけど……。
まさか、観光にきた一般のお客さんに『公式の案内人』だと勘違いされちゃうなんて!
「あ、えっと、わたしは公式のスタッフでは――」って言いかけようとしたその時。
後ろにいたおば様グループから「あらぁ、さすがプロの解説員さんね、衣装もこの建物にピッタリで素敵!」なんてキラキラした目で褒めちぎられてしまった。
うぅ、この期待に満ちたピュアな視線に、オタク特有の早口で『あ、これ二次創作の衣装でして〜』なんて説明する方が空気を壊しちゃうよね!?
よし、こうなったら持ち前のオタク知識(この教会について事前にめちゃくちゃ調べてきた)をフル稼働させて、お姫様キャラのまま乗り切るしかない!
『――ええ、よくぞ聞いてくださいました、旅人の皆様。こちらのステンドグラスは、る、ルネサンス期の技法を今に伝える、このテーマパークが誇る至高の芸術にございます……!』
一度スイッチが入れば、そこはもうわたしの独壇場。
お姫様らしい優雅な手の動きを添えながら、歴史や見どころをのびのびと、かつコミカルに大解説。
お客さんたちも「ほぉ〜!」なんて大感激してくれて、最後はみんなでカメラに向かってハイ、チーズ!
「ありがとう、お姉さん! 一生忘れない良い思い出になったわ!」
笑顔で手を振って去っていくお客さんたちを見送りながら、わたしは『ふぅ……』と大きく胸をなでおろした。
公式スタッフに間違えられるなんて、コスプレイヤーとしてはこれ以上ない名誉だけど……。
次から別のエリアを歩くときは、あんまり堂々とポーズを決めすぎないように、ちょっとだけ大人しく移動しようと心に誓った、トホホで最高にハッピーなわたしなのでした。
呪文
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- Steps 40
- Scale 8.0
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- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength
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- Steps 40
- Scale 8.0
- Seed 1990481080
- Sampler DPM++ 2M Karras