祭り会議の食卓(夏祭り編2026) -Everyday Ayanagiso- アヤナギ荘の日常 #66
香ばしい焼き魚と味噌汁の湯気が立ち上っていた。
「いやぁ、今日の煮物もうまいなぁ」
美鳥が頬を緩めると、
台所から戻ってきたクロキが肩をすくめる。
「腹減ってるから何でもうまく感じるだけだろ」
「違う違う、
クロの字の飯は本当にうまいのでござる」
向かいでは、ハルマがチラシを食卓へ広げていた。
「それより見てよ!
この夏祭り、花火だけじゃなくて
屋台も五十店舗以上出るんだって!」
「五十もですか!」
シロキは興味津々で身を乗り出す。
「射的に焼きそば、
りんご飴……あ、型抜きもあります!」
「シロ姉、絶対型抜き苦手そう」
「うっ……否定できません」
照れ笑いするシロキを見て、クロキがくすっと笑う。
「じゃあシロは型抜き担当。あーしは食う担当な
「担当分ける意味あります?」
そのやり取りに、美鳥も箸を止めて話へ加わる。
「それがしは祭りと言えば綿あめでござるな。
あの雲を食べてるような感じが実によい」
「美鳥、それ去年も
三つ食べて晩飯入らなくなってたじゃん」
クロキの一言に、ハルマが吹き出す。
「アカ姉、今年は二つまでね!」
「むぅ…
…それは祭りを半分しか楽しめぬではないか」
笑い声が食卓いっぱいに広がる。
シロキはチラシを見つめながら、
嬉しそうに微笑んだ。
「今年の夏も、賑やかになりそうですね。」
呪文
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