【女神図鑑:セクメト―エジプト神話】

使用したAI その他
神名:セクメト
神格:戦い・疫病・破壊の女神
信仰の中心:ヘリオポリス、メンフィス
象徴:メスライオンの頭部

太陽神ラーもやがて年老い、衰えが目立つようになりました。
すると人間たちが老いたラー に反逆を企てます。
しかしそこはラー。激怒して自らの“目” を地上に送り込みました。
この“ラーの目”は地上に降りたとき セクメト としての恐るべき姿をとったと語られます。

セクメトはラーをコケにした人間たちを殺しまくります。ラーがもう十分だろうと思ってやめさせようとしますが、なんとセクメトは止まりません。
慌てたラーが柘榴の果液を混ぜたビールを大量に野に撒いたところ、セクメトはこれを飲んですっかり酔っ払い、本来の姿である穏やかな女神ハトホルの姿に戻り、セクメトによる殺戮は止まりました。

この神話にあやかり、毎年ハトホルの祭りの日には、柘榴の果液を混ぜたビールが大きなジョッキに注がれて飲まれたとか。

こうした神話を持つセクメトの名は、古代エジプト語の「セケム(力強い)」に由来するといわれます。

戦い・疫病・破壊を司る女神で、戦場では 炎の息(砂漠の熱風) を吐いて敵を焼き尽くし、敵国に使者として赴けば 疫病をもたらす恐ろしい女神です。

一方で、エジプト国内では、疫病除けの力を持ち、治癒の女神としても崇拝されました。

この「破壊と治癒の二面性」がセクメトの大きな特徴です。

同じ猫系の頭を持つ女神というと、バステト〈https://www.chichi-pui.com/posts/5e3cee04-8955-45a3-b56b-55ec962ca048/〉がいますが、バステトとのところで解説した通り、新王国時代以降に“穏やかな猫の女神(バステト)”と“獰猛な雌ライオンの女神(セクメト)”へと性質が分化したと考えられています。

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●メスライオンの頭部を持つ女神ということでそのまんま描かせてみました。イラストはたてがみを持っているようですが、AIの理屈では髪の毛のようですね。(※1枚目と2枚目がCopilot版、3枚目がGPT版です。)

●エジプトの創世神話は4つくらいあって、時代ごとにいろいろ有力な都市が変わったためだそうです。ラーについてはもともとヘリオポリスの神話体系に登場するものです。セクメトが持つ「ラーの娘」という権威は後世のメンフィス神話にもあやかられ、セクメトはメンフィスの主神プタハの妻となり、ネフェルティムの母となりました。

※参考文献:『ヴィジュアル版世界の神話百科 東洋編―エジプトからインド、中国まで』レイチェル・ストーム(原書房)/『図説古代エジプト誌 古代エジプトの神々』松本弥(弥呂久)

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