前回
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そしてゼノが聞く。

「君は一体何者なんだ?」

そうだ、彼女…ルナを発見した区画は前々時代の代物が立ち並んでいた。
タンゲスダムの建設時期を考えるならば数百年のタイムラグがあってもおかしい話ではない…だが、次元の錆がそれを許さない。
次元の力場が強い箇所はその影響を大きく受ける…つまりはとっくの昔に崩壊していてもおかしくはないと言う事だ。

しかし、現実にその区画は存在し得た。
それどころか、劣化さえしていたが、機能さえも保っていたーーまるで眠り姫を護るように。

ルナが口を開きかけたその瞬間――フィルターの警告センサーが激しく鳴り響く。
それと同時に振動…これは自動航行中の船にデブリが当たったような生優しい振動じゃない。

「PIP-IPP!!」

攻撃だって?
ここの区画には宙族はいないはずだ。
フィルターの報告を受けて思わず思考停止する。

「ゼノっ!?どうしたの?」

ルナの声にハッとする。
そうだ、こんな事してる場合じゃない。

「いいか、ルナ。君はここにいるんだ」
「ゼノ!?」

それだけ言い残して、リクライニングルームを後にして操舵室へ。
開け放たれた扉の向こうには一面の展望には宇宙の青、タンゲスダムの一区画のほんの一部…そしてこの船をぐるりと取り囲む戦闘艇。
艦隊の装備、隊列が整い過ぎている…正規軍か?
いや、しかし、なぜ。

通信コールが鳴り響く。
ゼノが呼吸一つコールを受け取る。
旗艦であろう船からの通信だ。

『ーーこちらアイギス号指揮官、アリスティア・ヴァレンツだ。突然の攻撃、失礼した』

モニターに映し出されたのは白髪の軍人、左目のサイバネティックアイが怪しく光っていた。
モニター越しだとしても威圧感を感じる。

「…こちらパッチグッド、ゼノ・ブライトロック…。民間船相手に攻撃は御法度では?」
『緊急事態における威嚇射撃だーー先程、この辺りで次元振が観測されてな』
「次元振?珍しいものでもないだろう」

何やら含みを持たせる言葉が妙に癪に障る。

『特殊な次元振だ。そうだな、反応が小さいながらもタンゲスダムが連鎖共鳴していた…といえば君には分かりやすいだろう』
「…」
『その方面から君の船が来た…それだけで十分だろう』

共鳴はわかりやすくいえば、一定区間に次元の錆を生じさせる働きのことだ。
ダムの劣化によって生じる、物質がボロボロと消えていくが…タンゲスダムは人類の叡智の結晶だ。
不測の事態においても被害を最小限に抑える仕組みが整っている。
そのため連鎖反応など起こりようがない。
……故意にするならば別だろうが。

だが、モニターの男、アリスティアがそんな世迷言を言うようには思えない。

「ーーゼノ…」

不意の声に考えが止まる。
扉の方を振り返ると、ルナが呆然と立ち尽くしていた。

『……ほぅ、それが『鍵』か…』

アリスティアのサイバネティックアイが赤く灯った。

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切りどころがなくて長くなる…!ヽ(;▽;)
あぁ絵の中の英文の警告文は気にしないように…。
生成絵を作ってからストーリー書いてるんで…結構ズレる…!

次回
まだ

呪文

入力なし

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