白石ひなの 『押すなよ、絶対押すなよ。』

閉館後の未来科学博物館。
白石ひなは巨大な旧式警備ロボットの
点検アルバイト中です。

床に置いた工具箱へ手を伸ばした一瞬、
迷い込んだ黒猫が、起動装置の
大きな赤いボタンへ前足を乗せようとしています。

ひなは数メートル離れた場所から、
目を見開いて必死に駆け寄るところ。

ボタンと猫の前足の隙間は、あと数ミリ。
背後では停止していた巨大ロボットの片目が、
すでにうっすら赤く光り始めています。

カメラは床すれすれの超ローアングル。

猫の前足がボタンへ触れる直前、
駆け込む白石ひな、起動しかけた
巨大ロボットを一枚に収めています。

キャプション :
閉館後の点検作業は、あと少しで
終わるはずだった。

迷い込んだ黒猫。
床に置かれた起動装置。
そして、赤いボタンへ伸びていく小さな前足。

「待って、それだけは――!」

この後すぐ!📺✨

呪文

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