8月21日は奇跡のバックホームの日
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甲子園の決勝大会では過去にも様々なドラマがありました。
1998年には松坂大輔が史上2人目となる決勝戦ノーヒットノーランを達成。
2006年には延長15回1-1引き分けの末に翌日再試合。
2010年には沖縄県代表が初の優勝。
そんな中で球史に残る名場面として今でも語り継がれているのが、1996年の第78回全国高等学校野球選手権大会決勝における『奇跡のバックホーム』です。
(※のちに『栄光のバックホーム』として映画化された書籍『奇跡のバックホーム』はプロ野球における別のプレーが由来です)
決勝の主役となったのは熊本代表・熊本工業高校と愛媛代表・松山商業高校。
松山商は9回裏2アウトまでリードしていましたが、熊本工の1年生・澤村幸明選手が起死回生の同点本塁打。
これで3-3となり、試合は延長戦へ突入します。
延長10回裏、熊本工は1アウト満塁のサヨナラチャンス。
松山商にとっては、犠牲フライでもサヨナラ負けという絶体絶命の状況。
熊本工の3番・本多大介選手が放った打球は、ライト方向へ大きく舞い上がります。
誰もがサヨナラホームランを確信したその瞬間、甲子園に『浜風』が吹きました。
阪神甲子園球場の『浜風』とは、晴れた日中に南西の大阪湾から吹き込む海風のことです。
ライト方向からレフト方向へ抜けるように吹き、打球の伸びや守備の判断に大きな影響を与える甲子園の名物として知られています。
逆にこの浜風の特性を掴んでホームランへと繋ぐプロ野球選手も存在し、掛布雅之やランディ・バースは左打者ながら流し打ちでレフト方向への本塁打を量産していました。
そんな浜風に押し戻されて打球は大きく失速し、ライトの矢野選手が捕球。
同時に三塁走者はタッチアップ、犠牲フライには十分な飛距離の筈でした。
ここで矢野選手がホームへ投球した瞬間、またも『浜風』が吹き抜けます。
今度は浜風に乗ったボールは大きく加速して三塁走者を追い抜き、ノーバウンドでキャッチャーのミットへ。
それとほぼ同時にミットと三塁走者の頭部が接触。
判定は『アウト。スリーアウト、チェンジ。』
勝利を確信してバンザイをしていた熊本工の打者はそのまま呆然と立ち尽くし、NHK総合テレビの解説アナウンサーも「両手に鳥肌が立ってるんですよね」と戸惑いを隠せないコメントをするほどでした。
そして延長11回表、つい数分前に奇跡の好返球を見せた矢野選手の二塁打を足掛かりに松山商は3点を奪取。
前の回での乾坤一擲な猛攻をたったワンプレーで全て失った熊本工は完全にペースを乱されて11回裏の攻撃は不調に終わり、松山商が27年ぶり5度目の夏の全国制覇を果たしました。
なおその27年前の決勝試合は延長15回まで両者無失点で引き分け&翌日の再試合で優勝を勝ち取った壮絶な試合展開から『36個0を並べた名勝負』という異名でも知られています。
何の因果かこの27年前の試合で松山商の元投手だった井上明が朝日新聞記者として丁度この試合を取材しており、「このバックホームには身震いした」と語っています。
いよいよ今年の高校野球は22日(土)の決勝を残すのみ。
決勝の主役は和歌山代表・智弁和歌山と群馬代表・健大高崎。
果たしてどんなドラマが生まれるのか、目が離せません!
1998年には松坂大輔が史上2人目となる決勝戦ノーヒットノーランを達成。
2006年には延長15回1-1引き分けの末に翌日再試合。
2010年には沖縄県代表が初の優勝。
そんな中で球史に残る名場面として今でも語り継がれているのが、1996年の第78回全国高等学校野球選手権大会決勝における『奇跡のバックホーム』です。
(※のちに『栄光のバックホーム』として映画化された書籍『奇跡のバックホーム』はプロ野球における別のプレーが由来です)
決勝の主役となったのは熊本代表・熊本工業高校と愛媛代表・松山商業高校。
松山商は9回裏2アウトまでリードしていましたが、熊本工の1年生・澤村幸明選手が起死回生の同点本塁打。
これで3-3となり、試合は延長戦へ突入します。
延長10回裏、熊本工は1アウト満塁のサヨナラチャンス。
松山商にとっては、犠牲フライでもサヨナラ負けという絶体絶命の状況。
熊本工の3番・本多大介選手が放った打球は、ライト方向へ大きく舞い上がります。
誰もがサヨナラホームランを確信したその瞬間、甲子園に『浜風』が吹きました。
阪神甲子園球場の『浜風』とは、晴れた日中に南西の大阪湾から吹き込む海風のことです。
ライト方向からレフト方向へ抜けるように吹き、打球の伸びや守備の判断に大きな影響を与える甲子園の名物として知られています。
逆にこの浜風の特性を掴んでホームランへと繋ぐプロ野球選手も存在し、掛布雅之やランディ・バースは左打者ながら流し打ちでレフト方向への本塁打を量産していました。
そんな浜風に押し戻されて打球は大きく失速し、ライトの矢野選手が捕球。
同時に三塁走者はタッチアップ、犠牲フライには十分な飛距離の筈でした。
ここで矢野選手がホームへ投球した瞬間、またも『浜風』が吹き抜けます。
今度は浜風に乗ったボールは大きく加速して三塁走者を追い抜き、ノーバウンドでキャッチャーのミットへ。
それとほぼ同時にミットと三塁走者の頭部が接触。
判定は『アウト。スリーアウト、チェンジ。』
勝利を確信してバンザイをしていた熊本工の打者はそのまま呆然と立ち尽くし、NHK総合テレビの解説アナウンサーも「両手に鳥肌が立ってるんですよね」と戸惑いを隠せないコメントをするほどでした。
そして延長11回表、つい数分前に奇跡の好返球を見せた矢野選手の二塁打を足掛かりに松山商は3点を奪取。
前の回での乾坤一擲な猛攻をたったワンプレーで全て失った熊本工は完全にペースを乱されて11回裏の攻撃は不調に終わり、松山商が27年ぶり5度目の夏の全国制覇を果たしました。
なおその27年前の決勝試合は延長15回まで両者無失点で引き分け&翌日の再試合で優勝を勝ち取った壮絶な試合展開から『36個0を並べた名勝負』という異名でも知られています。
何の因果かこの27年前の試合で松山商の元投手だった井上明が朝日新聞記者として丁度この試合を取材しており、「このバックホームには身震いした」と語っています。
いよいよ今年の高校野球は22日(土)の決勝を残すのみ。
決勝の主役は和歌山代表・智弁和歌山と群馬代表・健大高崎。
果たしてどんなドラマが生まれるのか、目が離せません!
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