オレンジ色の街と帰路のシルエット/スマホ壁紙アーカイブ
仕事を終えて、僕はいつもの交差点に立っていた。
夕方の街はオレンジ色で、
まるで誰かが大きなフィルターをかけたみたいだった。
信号が赤のあいだ、横に並んだ人たちを何となく眺める。
自転車の人も、コート姿の人も、みんな少し疲れているようで、
でも帰る場所があるという点では同じだった。
青に変わると、僕たちは言葉を交わすこともなく一斉に歩き出した。
ほんの数秒、同じ方向に進むだけの関係。
それでもその時間だけ、
僕たちは同じ一日の続きを生きている仲間のように見えた。
交差点を渡りきる頃には、
またそれぞれの生活に戻っていく。
でもあのオレンジ色の中にいたことだけは、
なぜか少しだけ覚えていようと思った。
呪文
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