街の灯りが、朝の色にほどけていく。
銀の髪を揺らす風に、エルクフィナは静かに振り向いた。

「……あなたにも、見てほしかったんです。」

夜明けの時刻なら、正確に知っていた。
けれど、誰かと待つ朝がこんなにも美しいことは、
今、初めて知った。

呪文

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