幻之LST航母
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1950年代初頭、台湾へ退いた中華民国海軍において、実在した「狂気の大胆計画」を基にしたIF空母の想像図です。当時、国民政府には米国から供与された大量の二戦型LST(戦車揚陸艦)がありました。ある熱狂的な民間愛国者から海軍総司令部に届けられた提案書――それこそが「LSTの艦橋と煙囪をすべて撤去してフラットトップ(直通飛行甲板)化し、巨大な戦車格納庫を航空機用機庫に改造、P-51マスタングを搭載して大陸沿岸への奇襲・偵察を行う」という、あまりにもハードコアな簡易空母化計画でした。史実では「復原性の致命的な悪化(トップヘビーによる転覆の危険)」や「11ノットという致命的な鈍足(艦上風不足による発艦不能)」により、海軍の造船技術者から「自殺行為」と評され却下されました。しかし、もしも1950年の台湾海峡で、この「開口笑(LSTの俗称)」の翼が本当に海を渡っていたら……?そんな克難(困難を克服する)の時代が放った、熱い妄想のひとコマです。
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