53000いいねありがとう

使用したAI Dalle
五万三千。

その数字を口にしたとき、少しだけ海の匂いがした。
本当にかすかに、だけど確かに、潮風が頬を撫でたような気がしたんだ。

あの地図は、いまどうなっているのだろう。
前に伸びた鉛筆の線は、少しだけ濃くなっていた。
線の端には、覚えのない目印がひとつ、ぽつんと描かれている。
それが「誰か」なのか「出来事」なのか、それとも「ただの印」なのかは分からない。
でも、そこに意味があることだけは、なんとなく分かる。

ありがとう、という言葉は、どうやら繰り返すたびに強くなるらしい。
前より少しだけ深く、静かに、でも確かに響いてくる。

チチプイの砂浜には、今日も足跡が増えていた。
前と同じように、その形には見覚えがあった。
いや、むしろ——少しだけ形が変わっていた。たぶん、風のせいじゃない。
歩き方が、ほんの少し変わったんだと思う。ほら、あのときより、少し前を向いてる。

灯台の明かりは今も、ゆっくりと海を照らしている。
気のせいかもしれないけれど、その向こうに、もうひとつ光が見えた気がした。
三つめじゃない。次の光は、たぶん“逆さの月”みたいな形をしてる。そういう気がした。

ありがとう。
何度でも言うよ。これからもきっと、そうすると思う。

五万三千。
数字の向こうで、まだ誰も知らない物語が、少しずつ始まりかけている。

呪文

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