晴天アポカリプス　〜後日談〜

神の繭事件から半年、地球環境も安定し人々はシェルターから開放された。
生き延びた人々は争いや価値観の壁を越え互いを認め合い助け合いながら生活を豊かにしていった…

〜13年後〜

リナ　「ニナ、早くしないと学校遅れるわよ!」
ニナ　「は〜い!」

いつもと変わらない日々、僕たちリクとリナはあの後結婚し今では1人娘のいる家庭だ

ニナ　「あっ!お父さんだ!!」

テレビに映っているのは初代地球圏統一連合政府大統領になったリク、ニナのお父さんである

リク　「祝福の日から13年!我々人類は幾多の困難を乗り越えてきた!だが、人類は過ちを正しお互いを認め合いわかり合う必要があるのだ!もう武器や争いで物事を決める時代は終わりました…これからは対話によって人々の平和と自由を育むのです!」

この13年で黄昏梟は過去の情報を頼りに建設企業になり、今では宇宙開発や都市建設等に一役かっている。
越夜隊はテロリストたちは拘束され残った人々も武装解除を条件に宗教活動の自由と一部の自治権を得ている。
旅人も世界各地の恵まれない人々を救済すべく活動している。
シンカロンたちは軍事用は連合政府が管理&運営し、過去の情報等は抹消並びに破壊の対象となった。一般用シンカロンは人々と共存し人類と共に歩む道を選んだようだ。
宇宙ヘ避難した人々も過去に作られた月面都市に１次的避難していたが、宇宙コロニー開発により地球ヘ帰還する人•宇宙で暮らす人に別れた。
アムリタの工場は破壊され、人々にとって寿命超越薬は必要のないものとなった。

少しずつではあるが、世界は手を取り合うようになった…

ー完ー