絶望騎士団 絶騎衆は希望を殺す

それぞれの闇を剣に込めて絶望の為に
魂をかける彼らは、
ポールノア軍
第5師団と戦闘を繰り広げる。

「たかが、四人に何を手間取っておる！」

「我が軍の被害甚大、シパル隊大破及び全滅！」

一方、黒き鋼鉄の鎧を身につけ、先陣するのは三人を率いて、数々の戦場で希望を摘んできた
ゼツガンド絶将

「お前たちの白を破壊する」

「怯むなうてぇー！」

戦車の砲弾が彼に放たれる。
だが、ゼツガンドは怯むことなく
一等両断し、発車した戦車をその剣を持って破壊する。

「三人とも状況はどうだ」

「あぁ～くそだな、本当に糞だぜ」

悪態をつくイビルガルム絶佐
怪我を追えど、怯まず突っ込む様は猪であり、ドリルじみた狂気を感じさせた。

「将軍に比べたら、お前らの攻撃は糞だぜ～なぁ！」

「うっぐっぐわぁぁ～」

敵将の顔面を拳で握りつぶす

「中将ぉ～！」

「お前たちの悲しみすらも絶望の贄となりやがれぇー！」

イビルガルムは暴れる、
殺意と暴力と一筋の絶望を込めて…

「はぁ、本当にイビルは冷静になってほしいものですわ…だけど、希望を見ると壊したくなるのわかりますわね！」

シャロッテ・エルドラドは笑みを浮かべ、
大きな剣を握りしめて飛翔し、鋼鉄の巨兵を叩く。

「この音が私にとっての交響曲ですわ」

辺りに残るのは鉄屑と血と嘆き
シャロッテは瞳を閉じて、その音を静かに感じる。

「ツグモ…状況は」

「万事、絶望、そして、闇へと生きる」

ツグモは周囲に騎葬兵を召喚し
敵と戦う。

ぶったぎって、壊して、血を浴びて
脳裏には忘れられぬ、記憶…
のどかな街が、崩壊し侵略され…
守れなかった絶望が…
あの頃の彼女と今の彼女を戦う武器となっていた。

忘れない、忘れるものかと
心臓に剣を抱きながら闇へと身をやつす。