グラサンおっさんの墓参り

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俺の出身の故郷は、何もかもが変わっている。
出身地の町の名前は市町村合併で消え、卒業した学校は小学・中学・高校とも生徒数減少で統廃合し、
従来の名前は消え、味気のない「第一」とか「第二」とかの数字名の学校名になっていた。
俺は母方の祖父母のところで育った。母親は3歳の俺を実家に置いて、さっさと東京の愛人の元に行ったそうだ。
だから母親の印象も少ないし、もちろん父親なんて全く知らない。押し付けられた祖父母は当惑しただろう。
でも、母方の祖父母は凄く良い人で俺を大学まで行かせてくれた。
グレてもおかしくない状況だったが、幸いに成績がかなり良かったせいか虐めもなかったし、友人にも恵まれた。
流石に大学の奨学金の返済はまだ完了していないが、まあそれは仕方ない。

俺を育ててくれた祖父母は、10年前に相次いで亡くなった。
2人が亡くなったとたん、俺の母親と父親を名乗る奴が出て来て、俺の知らない間に実家を勝手に売ってしまった。
母親なんて俺にとっては他人同然だった。なんだこいつと思ったよ。
それに母親が戻ってくることを危惧した祖父母から生前分与で、俺は結構な額を事前にもらっていた。
愛人に捨てられ醜く老いた母親は、生前分与の金は私にも権利があるから渡せと言ってきたが、同期の弁護士に頼んで合法的に追っ払った。
母親は、最後は年金も最低金額しかもらえないから生活援助するのは子供の義務だと言ってきやがった。
俺の家族は母方の祖父母だけだ。
俺を勝手に生んで、勝手に育児放棄した女の老後など知った事ではない。
今度近づいたら、ストーカー容疑で即逮捕と弁護士から通知すると音信はパッタリと消えた。
数年後に母親が孤独死したと知ったが、すべての相続権を放棄し併せて俺は一切の行政手続きを断った。
何処でどんな借金をしているかわからない女の相続権など放棄した方が絶対に安全と弁護士に言われてそうした。
事実、数百万の借金があった。俺の名前を勝手に保証人にした悪質な借金も数件あった。
死んでからも面倒を残す本当のクズ女と思った。その後、どうなったかは知らないし知りたくもない。
まあ、どこかの行政機関の無縁仏扱いになっているだろう。

「また1年後な。じいちゃん、ばあちゃん・・・」と祖父母の墓参りをすると、俺は早々に元故郷を後にした。

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