心をなににたとえよう？

あの世にて...
地上に送り出したレフィアはのんびりくつろいでいた。
???「少々強引ではないか？」
黒い影がレフィアに語り掛ける。
レフィア「超古代にね、ある唄があるの」
???「なんだそれは？」
レフィア『心をなににたとえよう？そらを舞うような悲しさを...』
???「それがなんだ？」
レフィア「超古代の唄だからわかんない。でもなんとなく、今の綾華な唄だなぁ～って思ったの。
誰とも触れ合えず、1羽でずっと空を飛ぶしかできない悲しい鳥の唄？かしら。
ここは、さまよう魂が逝くべき場所を定める場所。綾華は子供への名残でなかなか逝き先へ進めなかった。
ずっと、故郷の三郡山と墓苑から離れられない...ずっと霊鳥のまま現世から離れられなかった。
一度逝きかけたのに...」
???「後ろ髪引かれたか...」
レフィア「正気を失えばフレスベルクに転じて厄災になるからね。
正気を保てるようにここで私も苦心したけれど、あいつらが馬鹿しそうだし」
※フレスベルク＝フレースヴェルグ（古ノルド語：Hræsvelgr、「死体を飲みこむ者」の意
???「邪神か？」
レフィア「そう、必ず付け込むでしょう？なら少々強引でも、娘と合わせて決心つけれたらいいのだけど」
???「うまくいくかねぇww」
茶化しながら黒い影は去った。
レフィア(場合によってはそのまま蘇生させ続けてもいいけど...理が許さないだろうなぁ～)
一時的に理を捻じ曲げることは可能でも、人の一生分までは見逃さないだろう...
※ダメ絶対(;･ิω･ิ)ﾉｼ
レフィア(...たのんだよ？現世の皆様)
レフィアはまたのんびりとした姿勢でくつろぐことにした。