狐耳とは袂をわかった
黒猫組のナニモニャイ
「後悔はしてないのですか」
「後悔はない、もとより、奴の傘下でもないからな…これからは、狐耳組を見かけたらぶっ殺せ、そして、拷問し、奴らとは全面戦争をする」
「彼らは殺したはずでは」
「いや、どこぞの野郎と同じく、フェイクニュースだったようだ、なに食わぬ顔でしれっとな」
煙草を吹かすナニモニャイ
「奴は数字が増えるために仕掛けたんだよ、嘘もな、おまけに俺の親の名前を勝手に使いやがって…許せねぇよ、絶対に…」
拳をわなわなと震わせるナニモニャイ
「言いたいことがあれば…かちこみに行くしかないですね」
「あぁ、奴らの喉元を引き裂いてら首を切って並べてやる」
ナイフを突き立てるナニモニャイ
「よく聞け、てめぇら、SNSじゃないからってたるみすぎじゃないか。全年齢の風紀ってのはこの程度なのかって毎度ため息がでるくらいだ。まぁ、これは俺が言っても聞かねぇやつはいるんだけどよぉ、SNSじゃバンだぜ、だからよぉ、もう少しちちぷいの年齢的な枠組みについて考えなくちゃならねぇって思うんだよ、サダラ、葉巻」
「はい、アネサン」
葉巻を吹かして、天井を見つめる。
「狐耳はどうやら、俺を悪者にしたいらしいな…だったら、とことん、狐耳と争ってやるよ、この世界でな!」
葉巻をすりつぶして、銃を撃つ。
「アイツは便所にいるはずだ、シャドウズに伝えろ、『混沌としたキラキラを許すな』と…」
この世界において、狐耳は敵となった。
仁義にゃき戦いが繰り広げられる!
優しさはなく、慈悲深さもない!
残酷で非情な命の取り合いが、
「構成員が少ないじゃねぇか…そもそも、少女たちを組のもんにしてるのは、どうなんすかね」
「だが、彼らを見くびるな…傘下がいっぱいいる…奴らの傘下は信奉者であり、結束が強い、だが、俺は戦う。そもそも、俺は孤独だった。一人で戦ってきたんだ。誰にも、頼らず、己だけで…だから、群れなんて怖くねぇ、むしろ、どんとこいだ!」
黒猫組の士気が上がる。
「そうだ、奴らの魂と、俺らの魂、どっちが熱いか勝負しようか」
サダラたちは…早速、行動を開始する
全てはにゃさしき世界のために…