❦この作品はフィクションです❦
実在の人物や団体などとは関係ありませんので悪しからず!!

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 床に転がる男の死体。

 ほんのついさっきまで、僕を拉致していた男だ。
 そして、人質としての利用価値がなくなった僕を殺そうとしていた男。

「助けてくれて、ありがとう……!」

 黒い鬼の仮面をつけた少女は、手に持っていた血のついたナイフを軽く振ってから、こちらを見た。

 黒鬼の仮面を少しだけずらす。
 金髪のロングヘアーがさらりと肩に落ちた。

 整いすぎた顔。
 けれど、驚くほど無表情だった。

「あなた、コイツの仲間じゃないの?」

 突然向けられた視線に、僕は慌てて首を振る。

「ち、違う! 」

 僕は慌てて両手を突き出した。
 手首には太いロープが何重にも巻かれ、擦れて赤く腫れている。

「見ての通り、僕は人質として拉致されてただけだよ!」

 必死に腕を揺らすと、ロープがぎしっと音を立てた。

「こんな拘束された状態で、仲間なわけないだろ!」

 少女はしばらく黙って僕を見つめた。
 まるで値踏みするみたいに。

 そして仮面を元に戻す。

「そう」

 興味を失ったように言うと、背を向けて歩き出した。

「……え?」

 それだけ?

 僕は思わず声を出していた。

「ま、待って!」

 少女の足が止まる。
 振り返らない。

「なに」

 声は低くて、感情がほとんどない。

「その……ここ、どこかも分からないし……。
 縄もまだ……。」

 僕はきつく巻かれている手首のロープを再び少女に突きつけた。

 少女はちらっとだけこちらを見た。
 そして、小さくため息をつく。

「どうせお迎えは来るだろうから……。
 それまでは大人しく人質でいないと、あなたが疑われるわよ、この状況。」

 少女はそれだけ言う。

「へ?」

「私はあなたを助けに来たわけじゃない。」

 淡々とした声。

「ターゲットを処理しただけ。」

 そう言って、再び歩き出す。
 そのときだった。

 パトカーのサイレンの音が近づいてきて、車のドアが閉まる音がした。

 複数の足音。
 男達の声。

「ここだ。連絡があった場所は。」
 
 少女の足が止まる。
 ほんの一瞬だけ。

「……ほらね? 警察。」

 鬼の仮面の奥の視線と目が合ったと思った瞬間、少女の腕がわずかに動いた。

 次の瞬間……。
 後頭部に鈍痛が走り、僕の意識は途切れた。

「おい、キミ、大丈夫か!?」

 体を揺さぶられる感覚に重たい瞼を開ける。
 再び目が合ったのは、鬼の仮面の少女ではなく警察官だった。

「まだ生きてるぞ!
 救急車を至急要請しろ!」

 そうか……。
 拘束を解いたら、この惨劇の犯人は僕だと疑われる。
 だからあえて気絶させられたのか。

 また、お礼を言わなきゃいけなくなったな。
 次に会えたら、だけど。

 そう思いながら、重たい瞼を再び閉じた。


✎𓈒𓂂𓏸


 召喚呪文のスペル間違いによる副産物、、、

 凡ミスで想定と全く違う生成召喚に、、、
 謎にかっこえぇから投稿したった♡

呪文

入力なし

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