ガッコウ…ガクガクガク…ガッコウ
心狂はコワカッタ
シャカイやシュウダンという言葉を
理解できなかった。
ヨッ…ヨロシクオネガイ…シッシマス…
沈黙…
対して、人気者といった者やムードメーカーといった者は総じて、周囲の反応がよく、心狂はこの光景を漠然とした気持ちで眺めるしかなかった。
その雰囲気はどこか、中世のような
絶対王政的な空気に包まれており、
異端や異物に対しての反応は
親しげな気持ちを表しては
いけないお触れのようで
心狂は
ますます塞ぎこんでいった
「学校どうだった」
タノシクナカッタ…
ヤメタイ…ニゲタイ…
不器用で塞ぎがちな
狂心ちゃんは、
想像の中だけのキャラが友達だった。
(猫メモ)
学級王政という言葉が脳裏に浮かび、
不条理と憂鬱の作風なのは、
こういった悲しい出来事の積み重ねなのかなと本作を描いていて思いました。