城ヶ崎アオイさんのリクエスト♪(*^^*)
賜ります(๑•̀ㅂ•́)و✧リクエストありがとうございます♪
『椿咲ちゃんの平和な休日の日常をお願いします🙇』
とのこと♪
( ・ิω・ิ)タスカニー、椿咲、色々てんやわんやでしたし、「なんでですのー!」なシチュ多めでした。
( ・ิω・ิ)執事!椿咲のエスコートいってらっしゃい!


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年末年始のごたごたとしたことも落ち着いた某休日。
椿咲は大好きな音楽鑑賞でもある、クラシックコンサート会場に執事と訪れていた。
何の曲かちんぷんかんぷんな執事だが


隣でご満悦に音に包まれて幸せそうな椿咲を見て安堵する。
なんやかんやと、邪神の事件が完了したとはいえ、落ち着いた休日は取れていなかった椿咲。
そんな椿咲を心行くまでエスコートする予定の執事だ。


フィナーレを終えて、拍手喝采の場内は活気と熱気、喜びに満ち溢れていた。
椿咲はうっとりと、その拍手も楽しんでいるようだ。


椿咲「はふ...素敵でしたわぁ~♪最高でした♪」
執事「ご満足でよかったよ」
そっと席を立つとき、エスコートする執事。
幸せそうに執事の手を取り、2人は客席を後にする。


椿咲「ラーヴィ様はどうでした??」
執事「正直わからなかったけれど、椿咲が満足なのが一番かな?」
椿咲「うふふ♪正直なお方で♪安心しますわ♪」
・・・
椿咲「わ...わたくしが満足でしたら一番ですの?」
執事「ああ。あれだけ聞き入って、幸福そうな表情されたらな。それが一番よかったよ」
そっけなく言っているようだが、それだけに裏の無い素の言葉に、さらに安心する。
椿咲「わたくしだけが楽しんでいたわけでないのですわね♪よかった」
満面の笑みで話す。すると控えめなお腹の音が椿咲から聞こえてきた...
執事「軽く食事をして帰ろうか?」
椿咲「お願いしますわ💦」


椿咲「おいしいですわ♪このお店♪」
執事「よかった、喜んでもらえて」
椿咲「こうしたお店でのんびり食べるのも久しぶりですわ...いいえ、初めてかも?」
少し混乱する...しかし、以前の状態は邪神の影響下での記憶であり、その時は楽しんでいたとは到底言えなかった...
負の感情でしか、当時はなかった為、楽しめる今の状況は初めてといっても過言ではない。


14年以上の邪神に苛まれた肉体と精神とは、去年解放されたとはいえ、トラウマとして色々とのしかかる。
徐々にと、その心の負った傷痕もふさがるように...そうした周りの気遣いも、最近は負担に感じはじめていた。
椿咲(それでも、この方は...相変わらずな所が...とても安心できる。以前と今も、変わりなく携わってくださる)
そっとカップの飲み物を堪能しながら飲み干す。そしてある決意を固める。


椿咲「すっかり夜になってしまいましたわね...」
自室からつながるバルコニーに執事と一緒に夜空を眺める。
執事「まだ日は短いからな。それじゃ僕はそろそろ...」


椿咲「お願いをしてもよろしいでしょうか?」
すっと見返り、澄んだ瞳で執事を見つめる。じっと椿咲の瞳を見つめうなずく執事。
椿咲「...どうしても、やはり貴方様しか、居ませんわ...その...この先の未来、添い遂げたい方は」
執事「添い遂げたい.....か」
目をつむる執事。最近は幻刃からも告白を受けたばかりだ。
ミントから始まり、月美、葵、椿咲、そして幻刃...
5名の乙女は何故に執事を求めるのか...それは執事自身が一番理解をできていなかった。


椿咲「もちろん、ラーヴィ様にはわたくしの他4名もの...素敵な女性が居ますけれど...」
そっと執事に身を寄せる椿咲...
椿咲「今宵だけは...わたくしを貴方様の伴侶として夜伽を過ごしたい...」
椿咲の心音が伝わる...必死さが...想いと共に執事に痛いほど伝わる...


そっと、執事は椿咲の唇に自らの唇を重ねる...
暫く時が流れる...この時を永遠に感じたい...
椿咲は切に願うが...ふと、4人の姿も脳裏に浮かぶ...
椿咲(皆...ごめんなさい...もぅ...わたくし、我慢が...)
ぎゅっと執事の体にすがりつくように抱きしめる...やがて体の奥底に熱い芯が火を灯す...


椿咲「...お続きを...お願いいたします...」
少し蕩けたような表情でお願いをする椿咲...
執事は椿咲の想いに応えるべく、静かに頷いた...

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