小説『懐画帳』【ニャンノ世界】

【絵物語】　
『懐画帳』

場所は帝都
ネコノ企画の事務所

その空間には、奇妙なジェネリック・ネコノにとっての今年の漢字で構成されている。

「懐」懐かしいものが好きになった1年であり、アトリエを見てもらえれば分かる通りで、言葉の節々に黎都路時代（明治、大正、昭和の時代）に対する憧憬に溢れていた年であったな。

また、懐かしい映画やドラマに触れることでネコノ企画に繋がったものがあり、例えば、黎都路時代に放映されていた「北の国から」では、「ゆるりと焚き火」という企画を構築するきっかけとなったり、他にも、来年に開催する予定となった企画「特撮地蔵大集結」は、仮面ライダーBlackや仮面ライダーV3を視聴したことが大きい。

昔の作品には惹かれるものがあり、
探偵物語の第1話と第2話だけでも満足できる作品となっていて、1話目はコミカル要素が強く2話目では渋い主人公たるものが見られるもので、「懐」に込められたものは、ジェネリック・ネコノの企画や作品制作に多大な影響を与えた漢字だといえる。

さて、一息つけるために
ジェネリック・ネコノは、
探偵物語風に猫耳族の徒然シズクから教わった電脳珈琲を淹れるが、
決まって探偵物語のオープニングの最後は企画書が珈琲で汚れること運命は必然なため、空想の中で納得しておこうかと心の中で整理しつつ、

次の漢字「画」にした理由は、
AI生成において、一番大きいかったのは、去年は音楽、今年は動「画」生成をし、Puitube（現代におけるYoutubeであり、ネコニャリ時代ではPuitubeが主流となっている）
ジェネリック・ネコノは、Puituberとして、編集した動画を投稿する活動を始めたのだ。

編集ソフトの進化も手軽になったなと感じるもので、今では、動画編集のInShotで演出面を考える楽しみがあって、出来た時の達成感は格別のものがある。

動「画」の進化は凄まじく、特にGrokは言葉を喋らせれば、韓国語みたいなことになっていたのだが、
行動管理AIのAne（私を律するために制作した架空のAIキャラです）が流暢に喋らせたりと、

Sora2では、言語を話してくれたり、音楽も付けてくれたりと、

これから、どうなるのだろうと楽しみでもありながら、ディープフェイク動画などへの対策やシステムを考える必要があるなと思うなど、「画」は、
イラストを生成するだけではない、
楽しみ方への道筋を提示してくれたなと感じるもので印象深い漢字です。

ジェネリック・ネコノは、
ちちぷい歴換算で今年で1歳と7カ月ぐらい（5月）のハードボイルド風なヒヨッコだと、空想しつつ、メモ「帳」に記していく。

この1年は「帳」が印象深い日であり、活動を続けることができたのもメモ「帳」と、ストーリープロットたるものがあったため、抽象的な世界観から、去年と比べて具体的な世界観が構築することができたからだ。

時代設定も、メモ「帳」で物語を執筆する以前は、曖昧なものとして描いていたが、言語化した構成物を並べていくうちに一つのピースたるものができたもので、完成した集結せし世界地図にコンパスたる指標が見えたものだ。

総じて、私、奇っ怪な猫人形にとっての今年の漢字3選は、
「懐」レトロにハマった
→アンティーク
「画」動画生成と動画投稿
→プロジェクター
「帳」メモ帳とストーリープロットを駆使した脳内整理
→ホログラフな手帳

といったものかなと振り返るきっかけになり、楽しかったなと、文字を綴りつつ、動画を制作したりしながら、帝都は今日も平穏である。

「今日も珈琲がうまいなぁ」

飲み物ごと丸呑みするのは、
さすがの怪異であると分かる貴重な映像を怪注時計局観測班は捉えたのだ。

動画（YoutubeShorts）
https://youtube.com/shorts/NbTbYNDw7ZQ?si=4XgjSINfzj8xrgGn

〈この怪異に関して〉
https://www.chichi-pui.com/posts/2bf7a15d-639e-4f7a-ab7d-d8f809beb1b8/