猫耳メイドには昼の部、夜の部、実はもう一つの顔があった。
カランカランカラン
扉を開けるとそこには一人の猫耳メイドがいた。
青い猫耳、白と黒を基調にしたロイヤルベースな服、サングラス、
「三つ編み眼鏡と聞いてきたんですが?」
「私が三つ編み眼鏡のメイドです、ご主人様」
「あぁ…あなたが戦闘部の青い三つ編みの天使」
武力的な依頼を1手に引き受けるメイド、
ブルーキャット如月(きさらぎ)
彼女は昼の部や夜の部を経営している店長公認の懐刀である。
「ご主人様ご命令を」
〈主人サイド〉
僕の依頼は教会本部からの伝言のようなものだった。
「赤い月事件ですか」
「うん、赤い月事件ってのは月が赤くなったとき、教会のシスターや神父さんが失踪したっていう不思議な出来事があってね」
「それは確かに変ですね」
そして、事件の裏には吸血鬼や悪魔の怪異が関係しているのではないかと思われた。
だけど…
「それで、解決できるほど簡単ではないと」
「魔術結社、秘密結社、さまざまな組織も絡んでいると教会本部はそう考えてるらしいよ」
「わかりました、では早速行きましょうご主人様」
サテンの扉を開ける、背後には満天の月が広がっていた。
彼女の瞳はすでに僕の方ではなく月とシックな町中を越えた先を見つめていた。
(あとがき)
ブルーキャット如月を主人公にした物語を描きたくなってきました!
楽しめていただけたら幸いです。
当店では戦闘部の他にも
たくさんのキャストがあなたをお待ちしています。
猫耳メイド 昼の部
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