【絵物語】
『無人島サバイバルにゃ猫人形Final』

ジェネリック・ネコノは休息をしたことで覚醒し、立派なイカダを構築した。
心地よい朝日、昨日までは調子が悪かったが、やはり、悪い時は眠るに限る。

灰色の猫人形は微笑み、

「ジェネリックの歴史を無人島にて
刻む…これでよし」

と、猫人形は誇らしげな雰囲気を醸し出し、世界が美しく見えるようで、喜びに心が踊りダンスをする。

なぜだか、知らないが、今日は無事に帰れそうな気がする。

そんな根拠なき安らぎが、
ジェネリック・ネコノのなかで
あったかな焚き火のような気持ちが存在していた。

思うことで存在する。

空想の道をイカダの上にて、
海を渡る。

苦しみと苦悩に包まれ、
途中で、消滅しかけそうになったのは、サンタの奇蹟なのかもしれない。

クリスマス、認識しないけれども、
奇蹟は等しく訪れる。
要は、その奇蹟をどう捉えるかで
領域は広がるか狭まるかなんだと、
無人島サバイバルを通して、
ジェネリック・ネコノは極限のなかで考え思考の旅路なのである。

〈この怪異に関して〉
https://www.chichi-pui.com/posts/2bf7a15d-639e-4f7a-ab7d-d8f809beb1b8/

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