小説『〈反抗〉を執筆する』【ニャンノ世界】

【構成要素】
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【絵物語SNS版】

【ニャンノ世界】
『〈反抗〉を執筆する』
幻想的な海域にてしたためてきた
プロットを元にアミガルズ海軍に所属する空賀蒼玲(くうがそうれい)は、自身の経験を元にした小説〈反抗〉を執筆していた。
「どうした、何か困り事かアメニモ」
狐耳が揺らぐ、静かなる闘志を胸に秘めし歴戦の軍師は思索する

【絵物語】
『〈反抗〉を執筆する』
彼方の海より来たりし時、
反抗の狼煙は蒼海にて起こる
動乱、激動の時代に我は生きたりて、
敗北を味わった。
戦友達は死に伏し、
前世の私は、敵国になす術なく
海に沈んだ過去がある。
そして、今、今世では、我が国を守るためにアミガルズに入り、アメニモ将軍の基で、艦隊を指揮している。
二度目の人生のような機がしてならん、
ここには高雄もいて、私もアメニモ将軍のことを慕っており、何というか…
このままでは、ハーレムになって、風紀が乱れたりせんかと不安になるのだ。
一編、何かと気がかりなことばかりが脳裏に揺らぐ…、脳内は熱を帯び、我が体は火照るのだ。これは、恋か…愛か、嫉妬なるか…だが、戦場にてこの感情は捨てて戦うべきなのか悩ましい…、だから、暫くは休息をということで、私はネコノのおねモンとなって、創作活動をしているわけだ。
毎度、戦っていたら疲れるだろうと…
ニャンニャンダ島に暮らしてバカンスできたら、いいのだがな、まぁ、私はとりあえず、静かなる場所で黙々と創作をするに限るわけなのである。
紡ぐ紡げばなんとやら、
私は筆を握って考える葦とならん…