「ふぅ……。今日も今日とて、絶好のピクニック日和だね。日差しが強すぎて、私の耳が日焼けしちゃいそうだよ」

青い髪をなびかせ、ウサギの耳をぴょこんと立てた少女、ミミはピクニックシートの上で独り言をつぶやきました。目の前には、カゴ一杯の真っ赤な林檎と、不思議な色のジュースが入ったポット。

「さてと。まずはこの林檎さんから頂こうかな。ねぇ、林檎さん。君はどうしてそんなに赤いの? 私があまりに可愛いから照れてるの? ……なんてね、あはは! 自分で言ってて恥ずかしくなっちゃった」

ミミは一人で顔を赤らめながら、林檎を一つ手に取ってじっと見つめます。

「あ、そうだ。せっかく誰もいないんだし、『ウサギの耳が一番似合う選手権』の一人リハーサルをしなきゃ。……コホン。えー、エントリーナンバー一番、ミミ選手! 意気込みをどうぞ!」

彼女は立ち上がろうとして、ふらっとよろけました。

「おっとっと……! 危ない危ない。この厚底サンダル、可愛いけどバランス取るのが難しいんだよね。ここで転んだら、ただの『転がる青い毛玉』になっちゃうところだったよ」

ふたたび座り直し、今度はポットのジュースを眺めます。

「この青いジュースも、私の髪の色とお揃いでオシャレだよね。でも、これって何味なんだろう? 見た目は涼しそうだけど……まさか、ミント味とか? もし激辛だったらどうしよう。……よし、ここは勇気を出して、毒見ならぬ『可愛さチェック』として飲んでみるべきだね!」

ミミは意を決して、ポットの蓋に手をかけました。

「……あ、やっぱり林檎を先に食べよ。お腹空きすぎて、目が回りそうなんだもん。ウサギはお腹が空くと死んじゃうんだよ? ……あ、それは寂しいと死んじゃうんだっけ。まあ、どっちでもいいか!」

彼女は大きな林檎にかじりつくと、幸せそうに耳をピクピクと動かしました。

「ん〜! 甘い! 幸せ! やっぱり外で食べる林檎は最高だね。次は、このジュースに挑戦だー!」

呪文

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