一週間後・中学校
職員室
職員室の入口が開く。
イ「失礼する。」
は「おっ、来たか。」
大きな木箱を抱えたイズミが入ってくる。
み「イズミさん、ようこそ♡」
亜「こんにちは!」
イズミは木箱を床に置く。
イ「いやぁ……。空港で散々止められたぞ?(笑)」
は「だろうな(笑)」
み「刀を持って飛行機は、さすがにね♡」
イ「説明するのに一苦労だった。」
全員が笑う。
木箱を開ける。
中には青銀色に輝く一本の剣。
マーキュリー専用剣。
窓から差し込む光を受け、美しく輝く。
み「まぁ……かっこいい♡」
亜「……すごい。」
思わず息を呑む。
イ「まずは、はるか。試しに振ってみてくれ。」
は「わかった。」
体育館
誰もいない体育館。
中央へ歩くはるか。
胸元の変身アイテムを掲げる。
は「ウラヌス・クリスタルパワー!メイクアップ!!」
✨°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°✨
光に包まれ、セーラーウラヌスへ変身。
イズミが剣を差し出す。
イ「頼む。」
は「ああ。」
ウラヌスは静かに剣を受け取る。
一度だけ重心を確かめる。
ヒュン
軽く一振り。
さらに。
ヒュンッ!!
ヒュンッ!!
高速の連続斬り。
最後に美しい納刀。
はるかは満足そうに頷く。
は「いい感じだ。軽い。重心も悪くない。これなら水野でも十分扱える。」
振り返る。
は「じゃ、水野。お前も変身しろ。」
亜美は少し緊張しながら頷く。
亜「はいっ!」
胸元に手を当てる。
亜「マーキュリー・クリスタルパワー!メイクアップ!!」
✨°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°✨
青い光が体育館いっぱいに広がる。
セーラーマーキュリーが静かに姿を現す。
イズミは、その姿を見つめる。
剣を受け取るマーキュリー。
少しぎこちない構え。
それでも真剣な眼差し。
その瞬間――
イズミの表情がふっと柔らかくなる。
み(小声)「イズミさん?」
イズミは微笑みながら答える。
イ「……昔を思い出した。」
は「?」
イ「初めて武器を持った頃の。何も知らなかった自分をな。」
マーキュリーは剣をゆっくり構える。
亜「よろしくお願いします。」
イズミは、まるで少女時代に戻ったかのような、期待と懐かしさが入り混じった瞳でその姿を見つめていた。
イ(心の中)「さあ、水野亜美。ここから、お前だけの剣の道が始まる。」

呪文

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