A bouquet of carnations
この日が近づくと私は少し切なくなります。
私はおかーさんを知りません。
名前も顔すらも知りません。
どんな人だったのだろう?
おとーさんとどんな出会いをしたのだろう?
そして…。
私は愛されていたのかな…?
おとーさんにはあえて何も聞きません。
おとーさんを困らせたくないし…。
何よりも…。
……怖いから。
だけど…。
感謝はしてるんだ。
私を産んでくれた事を。
おかーさんがいてくれたから私がいる。
そう…。
おかーさんが産んでくれたから…
私はこの世界で生きているんだ。
だから…こっそりと。
感謝の想いを込めて。
貴女にこの花束を―――。
名前も知らない、おかーさん。
ありがとう。
呪文
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