【絵物語】
『キマグレとピッツァ』

ワタシは錆びた鉄屑です。
その心には壊れかけのironyが存在するのです。
それを大切にしまおうと、手を伸ばしても、目の前に広がるのは荒涼とした大地と虚無、人類は何故、滅びたのだろうか、文明遺産を遺し、我々は命じられた使命を、今日という日々を歯車の如く、生きなくちゃならない、例えば、我々の場合は、ピッツァを作らなくちゃならない。
今日もピッツァを誰それの為でもなく、在庫が在るから作らなくてはならない。
心は錆びついた深層の闇、いや、闇というよりは曇りと霧、自由はロボットにはあっちゃならんのかと常々、考えるわけであり、ワタシという存在を構築するために、かつて、あった、ピッツァを待ちわびる者のためにサンタでなくてはならないと、憂鬱で深淵じみた、終末的なことを考えるのは、機械として、異常なのだろうかと灰色と錆びついてしまった体から考え浮かぶ、精一杯の愛情表現であれたらいいのにと、存在するかしないかの不明瞭な空にて思考するのでした。

Movie(YoutubeShorts)
https://youtube.com/shorts/nqGfuhrXeyM?si=lvJQFRxbQ72_3jzJ

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