理久さん、コーラをシェイクする
白衣姿の理久さんは、机の上に置かれたコーラのボトルをじっと見つめていた。
「炭酸飲料は、振ったらどうなるんだろう?」
嫌な予感を覚えた柚月が、すぐに止めに入る。
「理久さん、それは実験しなくても分かるやつです!」
しかし理久さんは楽しそうにボトルを上下へシェイク。
「よし、十分だね!」
そしてキャップを――
プシュッ!
「……あ」
次の瞬間、コーラが猛烈な勢いで噴き出した!
「うわあああっ!」
研究室中に黒い液体が飛び散り、理久さんは噴射の勢いで後ろへ吹き飛ばされる。
巨大な泡と水柱が広がり、床も壁もモニターもコーラまみれ。
それでも理久さんは満面の笑み。
「成功! 予想以上の噴射力だよ!」
柚月は額を押さえながら一言。
「……それ、成功じゃなくて事故です」
理久さんの手には、まだ半分以上残ったコーラのボトル。
「じゃあ次は、もっと強く振ってみよう!」
「絶対ダメです!!」
呪文
入力なし