そして…2月19日

こんにちは…黒羽イズミです。
只今、絶賛ひきこもり中です…。

…夢を見ました。
たくさんのケーキが出てきました。
そして…おとーさんの誕生日を…
私と、アキラお姉ちゃんとお祝いして…。
みんな笑顔で。
いっぱい笑って。
そんな2月18日な夢を…。

私はスマホの画面を虚ろに眺めます。
今日の日付…2月19日が表示されてます。
おとーさんの誕生日が…過ぎてしまいました。
自分の不甲斐なさに涙が溢れてきます…。

「イズミちゃん？起きてる？」
ドアのノックの音と共に、おとーさんの声。
「…うん…。起きてる…」
「…ん？元気ないね？体調悪い？」
不安そうなおとーさんの声に私は慌てて元気を装い、そんなコトないよっと返答します。

「あ、ケーキありがとうね♪美味しかったよ」
その声質でおとーさんがドア越しに微笑んでるのがわかりました。
そっか…。美味しかったんだ…。
………。
……ん？
私はベッドから飛び起きました。

「今年もいっぱい作ってくれたんだね。ありがとうね♪」
「…えっ…いや…えっ！？」
私は困惑しながらリビングに行くとテーブルの上にたくさんケーキが並んでいました。
アキラお姉ちゃんが笑顔でその一つをもぐもぐしています。
…これは…いったい？

「さ、イズミちゃんもいっぱい食べて♪」
「…あ、でも…私は…いいよ…」
私は神様に誓ったのです。
もう…もぐもぐしないと。
「何を言ってるんだｗ。イズミちゃんからもぐもぐ奪ったら眼鏡だけしか残らないでしょ♪」
「めが…っΣ(ΦωΦ)」
おとーさん、それはあんまりです。


「…い、いいのかな？」
私は躊躇しながらもケーキを食べていきます。
もぐもぐ…もぐもぐ♪
…お、美味しい♪
もぐもぐ…もぐもぐ♪
もぐもぐ…もぐもぐ♪
もぐもぐ…もぐもぐ♪

このラーメンも…美味しい♪
ずるずる…もぐもぐ…♪
ずるずる…もぐもぐ…♪



いっぱい食べたあと…
私は昨日の神社に再び参りました。
お賽銭はもうないけれど。
感謝の言葉を伝えに。
「ありがとうございました♪」


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提供
OkazuSystemObject様
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城ヶ崎アオイ様
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アスタロト様
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猫乃つづり様
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こんな茶番劇にお付き合い頂き
ありがとうございました♪(*ﾟ∀ﾟ)ﾉ