[インタビュー答えた]郷土通信

いわしまんさんのお題[お題あり] ジュネットの街頭インタビュー
https://www.chichi-pui.com/posts/8217dcf8-942d-48f6-943f-dbaa91cbd232/


質問：
AIイラスト作品の制作に当たって、重要視している要素はなんですか？
たぶんひとつではないと思いますので複数、自由に語ってください。

回答：
「制作」をテーマに語るなら、まずは肩の力を抜くことを大事にしています。よくある話で、こだわりすぎないことに、あえてこだわる、そんな距離感です。私の制作プロセスはOpenAIの計算資源に100%依存していますから、たとえばOpenAIのアカウントを維持できなくなったら止める、限られた制約の中で楽しむという温度感です。投稿をやめるかどうかはその時の判断ですが。

作品の取捨選択では、「好きな人がいそうだ、と言える」という勘と、「おままごとであるという正しい自覚(脅迫的に品質のハードルを上げすぎない)」という点をふんわりと意識しています。あと、色味や構図や演技など単体要素だけで「ある種のフラグ」が立つか、そして「なんだかわからないが、まずいかも」という違和感がないかも気にします。

制作過程では、「自分のイメージ」と「AI側のデータ」の噛み合わせが悪いと感じたり、生成した画面がごちゃついてノイズが取れなくなってきたりしたら、泥沼になる前にスパッと方向転換することが多いです。たとえば、この投稿の添付画像。左上のところに駅名らしきものが描いてあったのですが文字が荒れていたので、ペイントソフトで修正しました。AIできれいに出し直すにはどれだけ時間がかかるかわからないが、ペイントソフトでの修正ならだいたい数分で終わる、というところをとったわけです。

画面設計では「中央値・よくあるネタ」を押さえてもいいし「投稿する人は少なそうだけど、自分は面白いと思う」をしてもいい。もっとも、画像生成の安定性だけを考えるなら、無難な「中央値」の積み重ねを狙った方が出力は安定しやすい……これらのバランスの限界や課題もおぼろげながら自覚しています。描写に凝るという方向で熱量を使うよりは、企画やプロンプト指示の設計にかける時間を多くとるほうが多い気がします。


「インタビュー」
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/b3d1a13d-f3eb-2fdb-9e6f-37c98b69f7dc/