脱活字化が進んでしまえば
人間は原始時代に戻ってしまうというのに
難儀なものである
難儀なものとして生きてるから
人間なのであるわけで
そこに同情の余地はないわけで、
公平性な物事の考えでいけば
悲観主義がはびこるわけで…
そうしたものの考え方をしてこその
怪異がありセカイコウチクが
なされるわけです
ところで、見ているキミは怪異だろう…
調査してくれないか…
いや、キミに調査する暇はないか
この屑紙みたいな価値の私などに
構う暇などないのですからね…

と、ペシミズム的な雰囲気を漂わせながら
ある種のメランコリックに煙をはいていた
画面の向こうもある種の怪異なのだと
認識するのだが、違うか
言葉は突如として現れるし
理不尽は付きまとうし
爆発してしまえ!

とオブジェクト調査団
フォクスファインダーは思った。

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