七夕祭に幼馴染の瞳菜を誘った。
控えめでどちらかといえば大人しい子だったんだけど、最近色々服装を変えたり綺麗になった気がする。
ただの幼馴染だと思っていたんだけど、最近この気になる気持ちは好きなんだと気づく。事あるごとに彼女の事を考えたり、妄想したりしているのはそのせいだと・・
帰り道、勇気を持って告白をする決心をした。
「瞳菜・・今日は楽しかったね。」
「今日はじゃなくて、今日もだよ。この間の海に行った時や遊園地も」
やばい、うれしい、胸がドキドキが止まらない・・。でも、いい感じだ。
「あのさ、あの・・実は俺、瞳菜の事ばかり気になって、その、その・・ってか何言ってんだろ俺・・気持ち悪いよな」
瞳菜は顔が少し赤くなり、
「気持ち悪くないよ・・続けて・・」
勇気を持って・・
「俺、瞳菜が気になるんだ。好きなんだ・・付き合ってほしい」
瞳菜は少し間を空けてから・・
「私も気になってたよ。もうかなり前から・・そうじゃないと一緒遊んだり、2人で海に行って水着姿なんて見せないよ。」
「えっと・・」
「もう、私の中ではだいぶ前から付き合ってたよ。気づくのが遅いね。・・でもとてもうれしい。」
すると、瞳菜の癖である人差し指を口に当てて、ささやく
「・・いいよ。」
僕は無意識に彼女の唇を合わせた。
とても柔らかくとても気持ちよかった・・
こうして幼馴染と付き合う事になった。
これは妄想ではない・・現実だ・・