辛いことあったら話しにゃ、聞いたげるにゃ 警察猫娘 コマにゃん

前回、立てこもっていた犯人を、
説得してコマにゃんは
警察署へと連れていく。
何か、事情があるようだ…

「何か事情があるにゃね」

ぐううう

「うっお腹が減って…」

彼は何も食ってなかったようだ。

「カツ丼たべるかにゃ？」

「いっいいんですか！？」

「いいにゃりよ、すみません、おっちゃん、カツ丼2つよろしくにゃり」

しばらくして

「ひっ久しぶりのご飯」

男の顔が晴れやかになる

「いっいただきます」

ご飯を食べれてなかったのだろう。
身なりもぼろぼろで…

「どうして？ニャワバリに来たのにゃ？」

「家族を黄昏梟に連れ去られたんです」

「えっ？なんにゃって！？」

黄昏猫ではそんなことはしない…
考えられるのは黄昏梟の別組織のものと見る

「そして、見つけたときは廃人になって泡をふいて倒れてました」

「それじゃあもう…」

「はい、俺以外は死んで、孤独になって、それで…仇を討つために…」

「にゃるほど…悲しいにゃ、同じ所属といえど、そんな非道なことをするのは仁義に反してるにゃ」

「はい…だから！俺は変えたいんです！あなたの部下に、いや、黄昏猫にいれてください！」

「うちは警察組織にゃよ、軍隊に入るならシズクにお願いするけど」

「いえ、あなたの元で、あなたの部下となって力になりたいんです！」

「そうにゃりか…なら、いいにゃり、断る理由もないし、仲間が増えて大助かりにゃ」

「ありがとうございます！俺、あなたの肉球になれるように頑張ります！」

「まずは軍隊志望のこと訓練することににゃるけどいいにゃりか？」

「えぇ、俺はいま、燃えてます！がんばるぞって思いが！」

コマにゃんの優しさが
彼の心に正しきを取り戻した。

(猫メモ)
犯罪をする人間にも何か、理由があるのだと深掘りして本作は書いてみました。
なぜ、黄昏梟を攻撃したのか、
家族を実験台にされたら、
そりゃこうなりますよね。