パダリアは、ラルフから東に連なるラオス山脈からドルガ山にかけてその北方に位置する国家。
ラルフ人がビルゼンと名付けたドルガ山を目指し、東へ旅をしていたフラール暦1030年頃、
パダリアもまたゴラスファンの噴火をきっかけに始まった内戦のさなかにあった。
アクサン人の記録によれば、彼らは大楯を扱う騎馬民族だという。
パダリア全土が武装化されていたために、長引く内戦の状況にありながらも外敵は手を出すことができなかった。
その後
フラール暦1240年に内戦が終わったあとも、彼らは軍縮することなく
軍事力を輸出して外貨を得ることを主力産業の一つにしている。
国土の北は平地でありその北に凍土を持つ。中部に砂漠があり、南部は湿地帯を経て山脈に至る。
多様な地形に多様な民族が暮らす多民族国家で、言語も複数存在する。