祝勝会!
使用したAI
Stable Diffusion
侵略者たちを蹴散らし、どんちゃん騒ぎのエルフさんたち。
そして、姫エルフのために花輪を作るエルフさんたち。
エルフH「さあ姫様、皆が心を込めて作った花輪です。ぜひお被りくださいませ」
姫エルフ「今回の勝利は皆のがんばりあってこそだがな」
エルフC「いえいえ、姫様の心打つ演説あればこそです! 姫様こそ、世界最高の煽動者! よっ、ヒ◯ラー!」
姫エルフ「……それ、褒めとらんだろ? 」
副官エルフ「しかし姫の悪評を広めれば、諸国も恐れ、この森に手出ししようとは思わなくなるのでは?」
姫エルフ「後世の歴史に何書かれるかと思うと、気が重いなぁ~」
副官エルフの策もあり、この戦の結果はたちまち近隣諸国に広まりました。
エルフさんのロングボウの話しを聞いただけでも、たいていの軍隊はブルってしまいますが、
さらに姫の悪い噂が広まり、エルフさんを刺激してはいけない、エルフの森には立ち入らない、と各国の王は肝に銘じたとか。
すなわち、エルフの森には冷酷非情、言語道断、破廉恥極まりないエルフの姫がおり、
森に迷い込んだ者を誑かし、自己の享楽に供すと。
↓とりあえずここから長いので読まなくて大丈夫です!w
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例えばある旅人の言。
あるとき道に迷い、エルフの森に迷い込んだことがある。
すぐにエルフたちに見つかってしまい、彼女たちの村に連行された。
逆らえば何をされるかわからない。
エルフの言うことにはなんでもYesで返し、機嫌を損ねないよう最大限留意した。
エルフの命じるがまま、食べ物を腹いっぱい食べ、極上の酒を飲み、いい湯加減の風呂に入り、フカフカのベッドで寝た。
なんだか賓客扱いされていると錯覚もしたが、けして油断はしなかった。
翌朝、エルフの体験イベントというものに参加させられ、私は高い木の上へと連れていかれた。そこは目もくらむような高さで、地面にいるエルフが豆粒のように見えた。
木の枝に張り出して板が突き出しており、まるで飛び込み台のようだ。
体験イベントというのは、どうもそこで行われるようだった。
エルフたちはアンゼンジョウノチュウイだとか、よくわからないことを矢継ぎ早に話していたが、私は高所の恐怖で半分も言っていることを理解できなかった。
ポニーテールがちょっとかわいいエルフから、腰にロープのような物を巻き付けられると、私は飛び込み台の先まで進むよう促された。
まさか!? 私は尻込みしたが、ポニテエルフに「だいじょぶだいじょぶ!」と笑いかけられながら、先端の方まで押しやらてしまった。
やはり客などではなかった。エルフたちは私を処刑するつもりなのだ。
必死に命乞いしたが、ポニテエルフは「まあまあ、やってみればわかります!」と聞く耳を持ってはくれない。
わかったときにはこの世にいないのだが? とさすがに一言いってやろうとしたとき、
「では行っトイレー!」
とミラ様のような掛け声とともに、私はポニテエルフに半ば突き落とされる形で、そこからダイブした。
強い風圧と、消失した足元の感覚により、私は落下しているのだと認知した。
え? 死ぬ?
恐怖で目を強く閉じると、瞼の裏に村に残してきた妻と子供の顔が浮かんでくるではないか。
すまん、お父さんはお前たちを幸せにしてやれなかった、こんなところで最後を迎えるのならば、もっと大切にしておくのだった、キャッチボールとかしたかった……といろいろなことが脳裏をよぎったが、思ったよりも地面が遠いというか、むしろ上に登ったりしてる感覚もあったので、私は恐る恐る片目を開けてみた。
そこで気づいたのだが、私は地面と木の間をミョーンミョーンと上下に振幅していたのだった。
どうやらこのロープ、高い伸縮性を備え、地面すれすれになるよう計算されていたらしい。
やがてロープが伸び切ったところで、エルフたちに手繰られ、私は元いた樹上に戻ることとなった。
九死に一生を得、喜ぶべきだったのだろうが、エルフたちが私の絶叫を聞いて笑い転げている姿を見て、怒りと恐怖が私の心中を支配した。
こいつらは、人でなしだ。
これはエルフたちの娯楽で、私はその酒のツマミとして供されたに違いない。
そのエルフたちだが、さきほどのロープを巻き付け、順次飛び降りては絶叫、飛び降りては絶叫を繰り返しており、これはもう、正気の沙汰とは思えなかった。
仲間うちでまで、死の恐怖で享楽するとは。
気が遠くなるのを必死に堪えながら、私はエルフに手渡されたシュワシュワの甘くて刺激的な飲み物で、なんとか意識を保っていた。
「これバンジーっていうんですよ、スリリングで最高ですよねっ!」
エルフGと名乗った少女が、満面の笑み(私には悪魔の笑みにしか見えなかった)で言う。
続けてエルフJという少女が「うちの姫様が考案したんですよ。姫様絶叫系好きだからなぁ~」と補足してくる。
エルフたちはひとしきり、この地獄の苦行を繰り返したのち、「楽しんでいただけました?」と少し心配そうな表情(作りものに決まっている)で聞いてきた。
心にもないことを! と、エルフの面の皮の厚さに舌を巻いたが、ここで波風立てて「もう少し伸びるロープで飛びます?」などと言われては、せっかく助かった命が無駄になる。
選択肢はひとつ、最大限、エルフに合わせてこの場を乗り切るしかなかった。
「いやっバンジー最高ッスね! 初体験アクティビティ、これ考えた姫様、マジパネェッスよ!」
「わあ、そんなに喜んでもらえるなんて!」
「ちょっと初めての人には怖いかなって思ったけど、誘ってよかった~」
なんとかエルフたちの機嫌を損ねることなく、私はその場をやり過ごすことができた。
私はシュワシュワをおかわりした。
一通り楽しんだことで用済みとなったのか、その後私はあっけなく開放された。
森の出口まで案内され、お土産としてエルフ特性焼き菓子(有名な映画にもでてくる逸品だとか)を渡され、近くの街までの地図も持たされた。
運が良かった。そういうことだろう。
エルフの姫の胸先三寸で、さらに業の深い刑罰(エルフに言わせると絶叫系アトラクション)を受けて死んでいたかもしれないのだ。
私はこの体験を、人々に伝えようと誓った。
迂闊にエルフの森に近づき、私と同じ目に合う人間を少しでも減らしたい一念だった。
だが、その前にまずは……家に帰ろう。
妻と息子に会いたい。
私は生まれ変わった気持ちで、森から少しづつ遠ざかっていった。
そして、姫エルフのために花輪を作るエルフさんたち。
エルフH「さあ姫様、皆が心を込めて作った花輪です。ぜひお被りくださいませ」
姫エルフ「今回の勝利は皆のがんばりあってこそだがな」
エルフC「いえいえ、姫様の心打つ演説あればこそです! 姫様こそ、世界最高の煽動者! よっ、ヒ◯ラー!」
姫エルフ「……それ、褒めとらんだろ? 」
副官エルフ「しかし姫の悪評を広めれば、諸国も恐れ、この森に手出ししようとは思わなくなるのでは?」
姫エルフ「後世の歴史に何書かれるかと思うと、気が重いなぁ~」
副官エルフの策もあり、この戦の結果はたちまち近隣諸国に広まりました。
エルフさんのロングボウの話しを聞いただけでも、たいていの軍隊はブルってしまいますが、
さらに姫の悪い噂が広まり、エルフさんを刺激してはいけない、エルフの森には立ち入らない、と各国の王は肝に銘じたとか。
すなわち、エルフの森には冷酷非情、言語道断、破廉恥極まりないエルフの姫がおり、
森に迷い込んだ者を誑かし、自己の享楽に供すと。
↓とりあえずここから長いので読まなくて大丈夫です!w
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例えばある旅人の言。
あるとき道に迷い、エルフの森に迷い込んだことがある。
すぐにエルフたちに見つかってしまい、彼女たちの村に連行された。
逆らえば何をされるかわからない。
エルフの言うことにはなんでもYesで返し、機嫌を損ねないよう最大限留意した。
エルフの命じるがまま、食べ物を腹いっぱい食べ、極上の酒を飲み、いい湯加減の風呂に入り、フカフカのベッドで寝た。
なんだか賓客扱いされていると錯覚もしたが、けして油断はしなかった。
翌朝、エルフの体験イベントというものに参加させられ、私は高い木の上へと連れていかれた。そこは目もくらむような高さで、地面にいるエルフが豆粒のように見えた。
木の枝に張り出して板が突き出しており、まるで飛び込み台のようだ。
体験イベントというのは、どうもそこで行われるようだった。
エルフたちはアンゼンジョウノチュウイだとか、よくわからないことを矢継ぎ早に話していたが、私は高所の恐怖で半分も言っていることを理解できなかった。
ポニーテールがちょっとかわいいエルフから、腰にロープのような物を巻き付けられると、私は飛び込み台の先まで進むよう促された。
まさか!? 私は尻込みしたが、ポニテエルフに「だいじょぶだいじょぶ!」と笑いかけられながら、先端の方まで押しやらてしまった。
やはり客などではなかった。エルフたちは私を処刑するつもりなのだ。
必死に命乞いしたが、ポニテエルフは「まあまあ、やってみればわかります!」と聞く耳を持ってはくれない。
わかったときにはこの世にいないのだが? とさすがに一言いってやろうとしたとき、
「では行っトイレー!」
とミラ様のような掛け声とともに、私はポニテエルフに半ば突き落とされる形で、そこからダイブした。
強い風圧と、消失した足元の感覚により、私は落下しているのだと認知した。
え? 死ぬ?
恐怖で目を強く閉じると、瞼の裏に村に残してきた妻と子供の顔が浮かんでくるではないか。
すまん、お父さんはお前たちを幸せにしてやれなかった、こんなところで最後を迎えるのならば、もっと大切にしておくのだった、キャッチボールとかしたかった……といろいろなことが脳裏をよぎったが、思ったよりも地面が遠いというか、むしろ上に登ったりしてる感覚もあったので、私は恐る恐る片目を開けてみた。
そこで気づいたのだが、私は地面と木の間をミョーンミョーンと上下に振幅していたのだった。
どうやらこのロープ、高い伸縮性を備え、地面すれすれになるよう計算されていたらしい。
やがてロープが伸び切ったところで、エルフたちに手繰られ、私は元いた樹上に戻ることとなった。
九死に一生を得、喜ぶべきだったのだろうが、エルフたちが私の絶叫を聞いて笑い転げている姿を見て、怒りと恐怖が私の心中を支配した。
こいつらは、人でなしだ。
これはエルフたちの娯楽で、私はその酒のツマミとして供されたに違いない。
そのエルフたちだが、さきほどのロープを巻き付け、順次飛び降りては絶叫、飛び降りては絶叫を繰り返しており、これはもう、正気の沙汰とは思えなかった。
仲間うちでまで、死の恐怖で享楽するとは。
気が遠くなるのを必死に堪えながら、私はエルフに手渡されたシュワシュワの甘くて刺激的な飲み物で、なんとか意識を保っていた。
「これバンジーっていうんですよ、スリリングで最高ですよねっ!」
エルフGと名乗った少女が、満面の笑み(私には悪魔の笑みにしか見えなかった)で言う。
続けてエルフJという少女が「うちの姫様が考案したんですよ。姫様絶叫系好きだからなぁ~」と補足してくる。
エルフたちはひとしきり、この地獄の苦行を繰り返したのち、「楽しんでいただけました?」と少し心配そうな表情(作りものに決まっている)で聞いてきた。
心にもないことを! と、エルフの面の皮の厚さに舌を巻いたが、ここで波風立てて「もう少し伸びるロープで飛びます?」などと言われては、せっかく助かった命が無駄になる。
選択肢はひとつ、最大限、エルフに合わせてこの場を乗り切るしかなかった。
「いやっバンジー最高ッスね! 初体験アクティビティ、これ考えた姫様、マジパネェッスよ!」
「わあ、そんなに喜んでもらえるなんて!」
「ちょっと初めての人には怖いかなって思ったけど、誘ってよかった~」
なんとかエルフたちの機嫌を損ねることなく、私はその場をやり過ごすことができた。
私はシュワシュワをおかわりした。
一通り楽しんだことで用済みとなったのか、その後私はあっけなく開放された。
森の出口まで案内され、お土産としてエルフ特性焼き菓子(有名な映画にもでてくる逸品だとか)を渡され、近くの街までの地図も持たされた。
運が良かった。そういうことだろう。
エルフの姫の胸先三寸で、さらに業の深い刑罰(エルフに言わせると絶叫系アトラクション)を受けて死んでいたかもしれないのだ。
私はこの体験を、人々に伝えようと誓った。
迂闊にエルフの森に近づき、私と同じ目に合う人間を少しでも減らしたい一念だった。
だが、その前にまずは……家に帰ろう。
妻と息子に会いたい。
私は生まれ変わった気持ちで、森から少しづつ遠ざかっていった。
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