夜――カーティス家

市場から戻り、夕食も風呂も済ませた夜。
今夜の部屋割りは――
イズミの寝室:イズミ&うさぎ
シグの寝室:シグ&衛&エド

エ「なんで俺、先生の旦那さんと男三人なんだよw」
イ「文句あるのかい?」
エ「ありません!」
う「即答www」

イズミとうさぎ
布団に入っても、うさぎはまだ眠くない。

う「イズミさん」
イ「ん?」
う「エドとアルって……昔からあんな感じだったの?」
イ「……あんな感じ?」
う「二人で言い合ったりするけど、すっごく仲いいじゃん」
イ「ふっ……」

イズミは枕元の明かりを見つめる。

イ「最初に会った時なんて、小さなガキ二人だったよ」
う「エド、小さかったんだ♡」
イ「本人の前で言うなよ」
う「なんで?」
イ「キレるからw」
う「www」
イ「ある日、突然やって来てね」
う「うん」
イ「『弟子にしてください』って」
う「へぇ……」
イ「こっちは最初から歓迎したわけじゃない。錬金術を教えるってことがどういうことなのか、あいつらが本当に分かってるのか……見なきゃならなかった」
う「厳しかった?」
イ「そりゃもう♡」
う「その♡怖いw」
イ「でもね……」

少し声が柔らかくなる。

イ「二人とも必死だった」
「…………」
イ「特にエドは昔から意地っ張りで、負けず嫌いで。アルは兄貴を支えながら、自分もしっかり前に進もうとする」
う「今と変わらないね」
イ「そうだな」
う「イズミさんにとって、二人って……やっぱり弟子?」
イ「弟子だよ」

即答。
でも――

イ「…………」
う「?」
イ「それだけじゃないけどな。」
う「……♡」
イ「なんだ、その顔」
う「お母さんみたい♡」
イ「誰がお母さんだ!」
う「でも今日だって『エド、た~んと食えよ』って♡」
イ「食った分は労働で返してもらう」
う「台無しwww」

二人で笑う。
そして隣の部屋。
シグ、衛、エド

エ「…………」
衛「…………」
シ「…………」
エ「男三人で何話すんだよ」
衛「俺に聞くなw」
シ「エド」
エ「はい?」
シ「お前、小さかったなぁ」
エ「先生の旦那までそれ言う!?」
衛「www」
シ「お前とアルが初めて来た頃は、本当に小さな少年二人だった」
エ「……まぁな」
シ「あの二人が――」

エドを見る。

シ「こんなに大きくなった」
エ「…………」
シ「アルも立派な大人になった」
エ「ああ」
シ「ウィンリィと一緒になって」
エ「うん」
シ「お前は――」
エ「?」
シ「別世界の女の子と結婚した。」
エ「wwwww」
衛「そこだけ急におかしいwww」
エ「俺だって予想してなかったよ!」
シ「ほたるちゃん、いい子じゃないか」
エ「……ああ」

少し照れる。

エ「俺にはもったいないくらいだよ」
衛「それ本人に言ってる?」
エ「…………」
衛「言ってないなw」
エ「うるせぇ!」
シ「ははは」

しばらくしてシグが静かに言う。

シ「俺たちは、あの小さかった兄弟がここまで来たのをずっと見てきた」
エ「…………」
シ「いろんなことがあった」
エ「……ああ」
シ「それでも生きて、大人になって、好きな人と家庭を作って――」

エドは黙って聞いている。

シ「それだけでも、嬉しいもんだ」
エ「……シグさん」

衛も少し笑う。

衛「分かる気がします」
シ「地場君も、月野さんと長いんだろう?」
衛「ええ。いろいろありました」
エ「こっちは世界救った回数が違いそうだけどなw」
衛「お前たちも国救ってるだろw」

そして――壁一枚隔てた向こう。

う「ねぇイズミさん。エドって今でも弟子なの?」
イ「死ぬまで弟子だよ。」

同じ頃。

シ「エド」
エ「ん?」
シ「お前たちは何歳になっても――」

少し笑って、

シ「俺たちにとって、大事な弟子だ。」
エ「…………」

エドは布団を頭までかぶる。

衛「エド?」
エ「……寝る!」
シ「そうか」
衛「顔、赤くないか?」
エ「うるせぇ!!」

隣の部屋――

イ「……今エドの声したな」
う「www」

そして消灯後。

う「イズミさん」
イ「ん?」
う「今日、泊めてもらえてよかった」
イ「そうかい」
う「アメストリスに来て……大総統と戦ったり、観光したりするのも楽しいけど」

少し間を置いて――

う「こういう話を聞けるのも、旅行なんだね。」
イ「……そうかもな」

一方、隣では。

衛「エド」
エ「なんだよ」
衛「いい師匠に出会ったんだな」
エ「…………」

エ「……まぁな」

そして小声で、

エ「世界一怖ぇけどなw」

隣室から――

イ「聞こえてるぞ、エド!!」
エ「なんで聞こえるんだよぉぉぉ!!」
う「wwwww」
衛「www」
シ「はははは」

呪文

入力なし

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