今日はモルの日 / 化学の日

🧮 モルの日（Mole Day）
📅 日付の由来

モルの日は、
10月23日 午前6時2分から午後6時2分まで とされています。

これは化学の基本単位「アボガドロ定数（6.02×10²³）」にちなんでいます。
つまり：

6.02（＝6時2分）×10²³（＝10月23日）

という数字の語呂合わせから生まれた記念日なんです。

🧠 モルとは？

「モル（mol）」は、
物質の量を表す化学の単位です。

1モルとは、
アボガドロ定数（6.02×10²³）個の粒子（原子・分子・イオンなど）がある量のこと。

たとえば、

水（H₂O）1モル → 分子が6.02×10²³個

炭素12g → 原子が6.02×10²³個

という具合です。

🎓 モルの日の目的

アメリカの化学教師協会（NSTA）が
学生に化学の楽しさを伝えるために制定したのが始まりです。
学校などで「モルにちなんだクイズ」や「アボガドロさんケーキ」など、
楽しい科学イベントが行われる日になっています。

🔬 化学の日（日本版）

日本では、日本化学会が2013年に
10月23日を「化学の日」として制定しました。

こちらも同じくアボガドロ定数が由来です。
日本ではこの日を中心に「化学週間（10月23日〜31日）」があり、
全国の大学・科学館・企業などで化学イベントが開催されます。

💡 化学の日の目的

「化学の面白さや重要性を広く伝え、
未来の科学人材を育てる」

ことを目的としています。

化学実験体験や講演会、サイエンスカフェなどが開かれ、
子どもから大人まで科学に親しめる取り組みが行われます。

🧪 ちょっとした豆知識

「アボガドロ」は人の名前（アメデオ・アボガドロ、イタリアの物理学者）。

ただし、アボガドロ自身は「アボガドロ定数」を直接求めたわけではありません。

「モル」はラテン語の「moles（かたまり）」が語源。